地籍調査

昨年度と本年度にかけ、市行政が実施主体で、この地域の地籍調査が実施されました。地籍調査とは「土地1筆ごとの地番、地目、地積を明らかにして、現地にあった正確な地図と台帳を整備する事。」だそうです。

調査には土地家屋調査士さんを中心に行政の方を含め、数人の一団がまとまって順繰りに土地の境界線を確定していきました。もちろん土地の所有者が立ち会い、各々の主張もしながら土地の境界を確定して目印の杭を打ち込んでいきます。

土地の境界は四方ありますから隣人もその人数だけいるわけで、全員出席とは限りません。しかも農地となるとその場所に住んでいませんから大変です。指定された日時にこちらが出席しても隣人が不在の事もあります。そうすると境目が確定しません。当方(地主)とっては迷惑です。

田舎の事ですから、当家も自宅を含めて数か所に土地があるのです。2年間にわたり飛び飛びに指定された日に出席して調査に協力してきました。でも2か所の土地で隣人が欠席であり、私としては不満が残りました。私は自営ですから日程調整はできますが、地籍調査は平日の実施ですから勤務者には大変だと思います。

ところでこのような調査が実施されると、隠れていた事柄が表面化します。すなわち知らないうちに隣地の所有者が別人になっていた事とかです。別人が立ち会いに来るのですから。何かと感じる事のあった調査でした。

でもメリットも多いと感じました。すなわち土地に関する境界がはっきりし境界杭が埋め込まれ、かつ登記簿の地図も正確に出来上がりますから、将来売買の際には測量費用等も節約できるように思います。

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三重県津市の行政書士です。事務所は松阪市との境目の香良洲町にあります。
建設業許可申請、産業廃棄物収集運搬業許可申請、農地転用許可申請にかかる業務についてはぜひご利用ください。お気軽にご相談ください。

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