人づくり(従業員教育)

私はこれまで経営コンサルタント等の講義を聞く機会に恵まれました。数多く聞きました。講義では業績の向上を意図した内容が多くありましたが、業績を左右する要因として、事業所の強み、弱み、立地、競合、商品価値、リスク、広告宣伝その他諸々の要因が指摘されておりましたが、事業に従事する「人」に注目する話は少なかったように思います。もちろん後継者の有無などは重要な要因ですが、要するに「従業員の質」に関する話は少なかったように記憶しています。小規模な事業所では経営者の存在が大きなウエイトを占めますから従業員の善し悪しはさほど重要な要因ではなかったのかもしれません。

従業員は業務を遂行する知識能力を身につければよいのであって、多くを期待しない。という事でしょうか。たしかに「人づくり」にまで金と時間を回せない。今日を生きるのが精一杯という現状。そして「小規模な事業所では、人は突然にやめていく。いつまでも居てはくれない。」という実情もあったようです。コンサルタントはこの辺のところもわきまえていたのでしょう。このような状況下における人づくりといっては、具体的な手法がみえていないのかも知れません。

私は「知的資産経営報告書の作成」(※特許的な話ではありません。経営長所の拾い出し作業です)を従業員も含めた全社で取り組むことが小さな事業所の人づくり手法かと考えています。この方法は、本来は人づくりの手法ではありません。経営者のみがかかわる取り組みかとも思います。しかし、あえて従業員も巻き込むことにより、従業員の関心が全社的になり、全体を見るようになる。判断力と意欲が向上すると考えています。そんなにうまくいくものでもないかとは思いますが、皆さんも考えてみませんか。

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