業務遂行能力より業務獲得能力(営業能力)

業務遂行能力より業務獲得能力(営業能力)

・私は行政書士を開業し7年が経過しました。前職を定年退職後に創業したのですでに60代後半です。
あと6年くらいで廃業かな(年齢的に)、と感じています。まさに折り返し点ですね。
その理由はお客様の年代層が1世代ほども若いため、70代半ばを過ぎれば相手にされなくなるのかな? と感じる今日この頃です。

・それはともかく、開業当初は「知識なく、経験なく、白紙状態」で、いわば素人が船出した状態でした。
最初に書店で買い求めた書籍の内容には「業務知識習得より業務獲得努力」が重要。という旨が記載されていました。
「業務を獲得すれば自ずと業務遂行能力は向上する。」という旨の内容でもあったと記憶しています。

でも業務獲得すなわち営業活動は難しいと感じました。どうしてよいかわからない。というのが実感でした。
はっきり言える事は、業務発注権はお客様にあるのですからお客様の判断力に訴えねばなりません。そのあたりが難しく感じるのですね。

それに対し、業務知識を得るためには書籍を購入して学習すればよい。許認可の手引を入手して学習すればよい。だから業務知識の習得の方に目が向くのです。自分自身の努力で道が開けるからでしょうね。

書籍の著者はそんなことはお見通しで「業務知識習得に注力しても、その分野の業務を受注できなければ知識・能力を生かせない。無駄な努力をするのですか?」という主張です。その通りですね。
それどころか「業務を受注出来なければ開店休業状態が続いて、ついには廃業となる。」 という旨の内容も記載されていました。

・私の7年を振り返ると納得できますね、この著者の主張は。
集客できていなければ何の進展もなかったでしょう。多分。

・では具体的に何をどうしたらいいの? 知人の所への訪問を繰り返すべきでしょうか? 多分知人に不愉快な思いをさせるでしょう。逆効果になるような気がします。
そこで、これまで接点のあった人が出入りする場所。いわば大型商業店舗などに足を運びました。 見覚えのある顔が買い物をしています。近づいて声をかけ挨拶して名刺を渡しました。 このような活動を繰り返しました。
イベント会場などにも出向きました。そこでは効率的に多くの知人に会えた場所でした。

・人脈とか経験は各人で異なりますから、私は私の状況に沿った形で営業を行い、業務分野を開拓してきました。 まわりの同業者も各人各様の方法で頑張ってみえるのでしょう。

・ところで「業務知識、業務遂行能力、業務獲得能力」は各々全く別々の能力に感じますね。このあたりの事を整理整頓して考える必要もあると思いますね。自分自身でも悩ましいのです。

本来なら適材適所という事で、職場では人事が行われて配置が決められるのですが、なにせ一人親方の自営業では全てを自分一人でこなしていくわけですから大変です。色々な能力を持っていないと大変です。能力不足を感じますね。
従業員を雇う余裕はありません。そのレベルに達していないし、年金受給者の立場ですから先行きも長くない、気力体力も下降線ですから。

という事でなんとか7年が過ぎました。この間にたくさんの仕事をこなしましたが、常に新しい出来事への遭遇です。いつまでたっても自信が持てません。 ストレスもそこそこ感じていますが、私のような退職者にとってはビジネスができ社会と接点が持てる。若い人との接点ができる。まだ通用していると感じて満足しています。

 

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三重県津市の行政書士です。事務所は松阪市との境目の香良洲町にあります。
建設業許可申請、産業廃棄物収集運搬業許可申請、農地転用許可申請にかかる業務についてはぜひご利用ください。お気軽にご相談ください。

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