無駄が果たす役割

初対面のお客様と机を挟んで商談を行う場合、対峙する形になり圧迫感を感じることはありませんか。お互いに相手の目を見て話をすると、緊張感が高まりますよね。良くないと思います。

私はこのような場合は隣の席に移動して、相手の正面から逃げる場合があります。いわゆる4人ずつ向かい合って座る4人席の場合ですが。

このように対角線の位置に座った場合は、若干心に落ち着きが生まれます。多分相手の方もそのように感じてみえるのではないでしょうか。こういった何気ない行動が重要な気がします。この場合は余っている2席の無駄を有効活用したわけですが。

ところで、自動車のブレーキに「あそび」の部分があります。あそびという無駄がなければ、かえって危険なのだそうです。一見無駄に見える空間が重要な役割を果たしているというのです。

よく「無駄な時間」「無駄な経費」をなくそう。という声を聞きますが、無駄が果たしてきた役割もあるのではありませんか。無駄をなくした場合、窮屈になるのではありませんか。

人間の行動でも無駄な部分を全てカットすれば、もっと充実した人生がおくれるようにも思いますが、でも精神的にギブアップするかも知れません。無駄が潤滑油になっているのかも知れません。

経営者の皆様も「無駄の果たす役割」を再認識してみてはどうでしょうか。無駄のカットが短期的にはプラスになっても長期的にはマイナスもありえるのではありませんか。

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