日本の製造業の特性

最近、名古屋市国際展示場で「メッセナゴヤ2017」という異業種交流展示会を見てきました。3つの館にブースがひしめき満杯の状態でした。国内最大級と言われているだけのボリュームでした。

製造業の会社が中心で、日本の製造業もいまだ健在だ。という印象を持ちました。ここで感じた事は、一般向けの最終商品ではなく、最終商品を構成する部品を作っているメーカーのブースが多かったという印象です。したがって、一般消費者としての私には聞いた事のない会社のブースが多かったという印象です。

考えてみると、部品という製品は創意工夫と最新の知識技術が必要であって、一般消費者向け最終商品は部品の資質と性能に左右されるのではないのか。という事を感じました。したがって知識、創意工夫、熟練の必要な部分は先進国が負担し、最終商品への組み立ては開発途上国が負担したほうが安くできる。こういう事ではないのでしょうか。

私は、最終商品は先進国が完成させ、部品は開発途上国が作っている。という固定観念がありましたので、最終商品が made in japan でなくなってきたことへの不安がありました。製造業の国内空洞化ですね。私は製造業のことは素人ですから、「最終商品メーカーが部品メーカーに指示を出している」と考えていましたが「部品メーカーが最終商品メーカーに提案している」という事も多いという事でしょう。

このように見てみるとまだまだ日本の製造業も期待が持てます。このような所に人材が就職してほしいものです。でも「寄らば大樹の陰」という諺もありますから、部品メーカーにも世間一般向けの知名度向上努力が必要ですね。

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