産廃収集運搬業講習会

・産業廃棄物収集運搬業申請を行う際には「日本産業廃棄物処理振興センター」が実施する講習会を受講して、試験を受け、合格する必要があります。

・ところでこれら一連の申込みは当該センターのﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ内からWRB申請でするわけですが、この「申込み作業を代行してほしい」というご依頼が令和3年には2件ありました。
このようなご依頼は私にとっては初めてのケースです。

2件ともネット環境がありパソコン作業を日常的にされている方でした。
わざわざ代行依頼を行う事の理由は「なんとなく心配だから」という警戒感からでした。

・早速お客様宅におうかがいしてお客様のパソコンで申込作業をさせていただきました。
1件のお客様はご自身で入力作業を進められ、私は横で入力結果を確認させていただきました。
ところが入力結果から導き出された講習料金が予想外に高額です。
これはおかしい。と直感して再度念入りに確認させていただいたところ、申込コースに錯誤がありました。お客様からは「やはりこの場に来ていただいて良かった。自分では誤ったコースに申込んでいても気付かなかった。」とのお言葉をいただきました。

・将来的にはデジタル申請が色々な許認可申請に登場するのでしょうが、申請者が「自分でできるから」といって慣れない事に取り組むことにはリスクが伴うのですね。

・今回の事で、お客様は「自分でできる」という事と「自分でする」という事の意味を区別して考えている。自分でするリスクを認識している。という事を知りました。
私のような行政書士はデジタル申請に対抗できる能力を身に着けていかなければならない。という事が身に染みて理解できました。

・三重県津市の行政書士　小野和男
　電話 090-5872-0705