マネジメントゲーム
私が加入する商工会主催の研修会で「マネジメントゲームの研修会」が実施されたので受講しました。マネジメントゲームと言えば、大手企業で経営を勉強するための手法として盛んに実施されたという実績があると聞いています。一般的には有料で2日間以上のコースらしいのですが、今回は無料で1日間のコースでしたから、時間のない小規模自営業者にとっては魅力的に映りました。
私もこのゲームの経験は無く、とても新鮮なものでした。ゲームそのものは数人で競争的に行うのですが、要するに「事業計画を立て」「事業活動を行い」「結果としての財務諸表を作成する」という流れです。これを半日間で2期を行うので、かなりせわしいですが、短時間でビジネス全体を把握できる事と、経営者の業務を体感できる事から研修システムとしては優秀なものだと感じました。内容も充実していると思います。
ただ「アメリカ的なゲームだ」という参加者の独り言が聞こえてきましたが、たしかに合理的で機械的な印象を受けました。人間的な要素が欠けていると感じましたが、ゲームですから仕方がないのでしょう。
このゲームは、約束事を記憶する時間とリハーサルが必要であり、その後に経営計画を考えて実行しながらゲームを進めるための余裕ある時間配分が必要だと感じました。今回は、短時間でしたので考える余裕が無く、このような研修もあるという経験を得たにとどまりましたが、読者の皆様も機会があれば受講される事をお勧めします。
余計な事かも知れませんが、このゲームでは材料仕入から製造・販売・決算・経営方針といった全体の流れを経験するわけですが、小規模事業者は現実にこの全てを自身で経験しています。これに対して大企業勤務の方は分業体制ですから各担当部分を経験されていると思いますが全体を眺めるには無理があるのではないでしょうか。その意味では大企業の従業員向け研修であるという事が理解出来ました。
・ただ前述しましたが、人間の感情面要素が不足していますよね。
・私は最近思うのですが、経営現場というのは多分に心理学的素養が必要ですよね。単に社内の人間関係重視というのではなく会社とお客様の関係、会社と取引先の関係等、色々とあります。
商品を売るにしても広告宣伝表現にはお客様審理を刺激する要素が必要でしょう。単に品質とか価格の明示では不十分でしょう。
だから現実社会は複雑怪奇ですね。
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