奨学金の返済と少子化

奨学金の返済と少子化
・もう10年以上前になりますが、業務で高齢の女性の方と話をしていた時に「うちの嫁は借金を背負って嫁いできた」というのです。
その意味は「息子の嫁は奨学金という借金持参で嫁いできた。そろそろ返済が始まるのです。息子が弁済していく事になるのですよ。腹立たしい。」というお話です。

本来なら嫁の親が負担するお金でしょう。それを私の息子に負担させるなんて許せない。という考えですね。
私の年代の者からすると同感です。 私の年代は大学進学者は同学年でも少数でした。通常は高校卒業で就職していましたね。
大学進学者はそれなりの基盤があるという事ですね。奨学金においても支給でしたから弁済不要な制度と思っていました。現代の様に借入金を奨学金とは呼んでいなかったと記憶しています。

結婚というのは娘に嫁入り道具を持たせて嫁がせるのが一般的だと記憶していました。その後ライフスタイルなどが変化し、嫁入り道具の必要性が低下し、代わりに高学歴をつけさせて嫁入りさせるケースが多くなったのではないでしょうか。

ところが進学率の上昇と共に、以前なら大学進学をしなかった層までが進学するようになり、その結果、学費を奨学金に頼る傾向が強くなったようですね。奨学金と言っても返済義務のある借入金です。だから卒業後に働いて返済するのです。でも卒業すると結婚の適齢期です。結婚すれば奨学金という借金を背負ったまま嫁ぐことになります。
場合によっては奨学金を全額弁済するまでは結婚しない。という考えの人もいるかもしれません。「奨学金の返済と晩婚化です」
「晩婚化による少子化」「既婚者の奨学金弁済負担による経済的少子化」が生じます。

世の中は高学歴社会に向かっているのですね。そういえば理科系の人は大学院(修士課程)までいかなければ、専門的な職業に就けない(企業の研究部門に就職できない)。という事もききます。文系の私には別世界の話しですが。
話を戻します。大学院を修了・卒業してもそれに見合う就職がない場合もあり得ますよね。そこで体裁を繕うために外国に留学をする。という人もいるようですね。どんどんとお金を使います。加えて高齢化します。親の懐はどうなるのでしょうか?

高学歴までいくと年齢も高くなります。そうすると、就職先はなおさら少なくなります。かといって高学歴が邪魔をしますから、仕事を選びたいでしょう。何でもします。とは言わないでしょう。ここで暗礁に乗り上げませんか?

何を言いたいのかというと、進学の功罪についてです。結果は「お金を使い果たした老親の出現」「高齢になっても職の無い子の出現」です。
このような皆さん自営業になりませんか? そのような人生も選択肢の一つではありませんか。まじめに考えてみましょう。

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