将来の日本
最近、将来の日本で身の回りに起こるであろう物事を書いた書籍を読みました。
少子高齢化で高齢者が町にあふれて混乱の原因になる。半面、勤労者層の減少で職場が労働者不足に陥る。このため、現在のサービスが維持できずに混乱が生じる。こういった筋書きでした。具体的な事例が記載されており、大変興味深く読ませていただきました。
私は大学時代は東京で過ごし、出身地の三重県に戻って職を得たわけですが、大学卒業後も東京周辺で就職した友人は多数います。学生時代から思っていた事ですが、「東京は地方から若者を吸い上げて成長維持されている。地方が過疎化すれば、供給源がなくなり東京も過疎化する」と。
地方が過疎化するという事は、企業が地方から東京に吸い上げられていく事です。国際競争力を付けるための合併等と言って、合併すれば本社は東京になっている。という事であれば、地方は縮小していく気がします。
人口減少社会に入り、労働力不足を補うために外国人とか、情報システムとかAI等といったところに期待がむいているようですが、新しい事に馴れるのが苦手な高齢者層が比率的に増えてくるわけですから変革は大変でしょう。高齢者層は新しい事に対する大きな障害勢力になるかもしれません。
AIといえば、我々行政書士もAIが普及してくれば消滅するであろう職種に挙げられていました(一部の人の個人的見解ですが)。AIが取って代わる頃には私は高齢化により廃業しているでしょうが、それまでには相当な年月が必要になってくるような気がします。AIが高齢者にとって馴染みやすい仕組みならよろしいが、高齢者が苦手に思えば普及への大きな障害となるでしょう。
いずれにしても住みよい時代を維持できれば幸せなのですが。
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