時代の変化と共に需要供給も変化
最近あるお客様から「小野君はペットボトルの水を買ったことがありますか。」という質問を受けました。
もちろん購入していますが、頻度は低いです。このお客様の話では、水とかお茶のペットボトルを自腹では絶対に買わない人が一定の割合でいるというのです。その多くは年配者だそうです。
以前別の所で聞いた話では、日本人は水と空気は無料だと考える人が多いと聞きました。私は口座から上水道料金・下水道料金が引き落とされていますから、水道の節約には心がけています。とても無料だとは考えていません。
話を戻しますが、私が若いころは水とかお茶のペットボトルは販売されておりませんでした。だから購入しないほうが自然なのかもしれません。
前職では会議を実施したり、他所の会議に出席したりする機会が多くありました。私の若い頃は、湯飲み茶碗にお茶を注いでもらう経験が多かったのですが、いつしかペットボトルのお茶をいただくことが多くなりました。会議中にペットボトルのお茶を口のみするには勇気が要りますから、紙コップが用意されていないときにはペットボトルの口を開けません。結局お茶がないのと同じです。
そこで当方が主催する会議には、紙パックのお茶を準備していました。ストローが付いていますのでストローでお茶を飲むのですが、ペットボトルの口のみより抵抗がないのか、会議中にお茶を飲む姿が多く見られました。
お茶をストローで飲むのはおかしいという心配はありますが、のどを潤すという目的のためには適した商品です。出席者から批判的なご意見は全くありませんでした。でも他所の会議ではまず見かけません。不思議でした。
ところで、仮にペットボトルのお茶が商品化されていなければ、会議では昔の様に湯飲み茶碗にお茶を注いでいたでしょうか。ウォーターサーバーという給水機が会議室に常備されるようになるのでしょうか。
答えはわかりませんが時代の変化と共に供給体制も変化するように思います。ここにもビジネスチャンスの雰囲気は感じますね。
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