無駄には無駄の役割がある

無駄には無駄の役割がある

・初対面のお客様と机を挟んで商談を行う場合、対峙する形になり圧迫感を感じることはありませんか。お互いに相手の目(顔)を見て話をすると、緊張感が高まりますよね。良くない場合もあると思います。

・私は行政書士なのですが、お客様が事務所に来られる事も多々あります。
来客用の机・椅子は、いわゆる食卓に近い形のものを備えています。机の上で書面を広げて話し合うわけですから、応接用セットでは使い勝手が悪いと考えています。
となると、応接用よりはくつろぎ感が少なく、若干緊張度合いが高い状態での会話となります。

・私はこのような場合はお客様の正面に座ると対峙する形になり緊張が高まるので、対角線側の席に座るようにしています。いわゆる4人が2人づつ向かい合って座る4人席の場合ですが。

このように対角線の位置に座った場合は、若干心に落ち着きが生まれます。多分相手の方もそのように感じてみえるのではないでしょうか。こういった何気ない行動が重要な気がします。この場合は余っている2席の無駄が緊張緩和に役立っていると考えています。

・事務所内には壁面に絵画を5点飾っています。親父が画家だったので親父の形見の絵画です。正直なところ私の業務には無関係な代物ですが、事務所の壁面が殺風景なので絵画でごまかしているのです。まあこれも5点も飾るのは無駄ですが、客席から見ると適度な賑わいを演出しているように感じています・・?

・話しが変わりますが、自動車のブレーキに「あそび」の部分があります。あそびという無駄がなければ、かえって危険なのだそうです。一見無駄に見える空間が重要な役割を果たしているというのです。

よく「無駄な時間」「無駄な経費」をなくそう。という声を聞きますが、無駄が果たしてきた役割もあるのではありませんか。無駄をなくした場合、窮屈になるのではありませんか。

人間の行動でも無駄な部分を全てカットすれば、もっと効率的で効果が上がると思いますが、でも精神的に苦しくなりギブアップするかも知れません。無駄が潤滑油になっているのかも知れません。無駄には無駄の役割がある。という事を感じますよね。

皆様も「無駄の果たす役割」を再認識してみてはどうでしょうか。無駄のカットが短期的にはプラスになっても長期的にはマイナスにもなりえるのではありませんか。

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三重県津市の行政書士です。事務所は松阪市との境目の香良洲町にあります。
建設業許可申請、産業廃棄物収集運搬業許可申請、農地転用許可申請にかかる業務についてはぜひご利用ください。お気軽にご相談ください。

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