自宅併用事務所
店舗併用住宅・自宅併用事務所
・私は行政書士を開業するにあたって事務所を設ける必要にせまられました。事務所がないと登録申請ができません。自宅から1キロほど離れたところに亡き祖父の家があり、空き家になっています。そこを改造して事務所にしました。
プライベートとビジネスの区別がつき良いのかな。と思う反面、日に何度も往復する不便さもあります。本来の勤務なら出勤してしまえば途中で帰宅する事はできませんが、自営業ですから自由に往復可能です。
行政書士には事務所を自宅敷地内に建てるか、自宅の一室を事務所に充てている人が多いようです。店舗併用住宅ならぬ自宅併用事務所ですね。
正直なところお客様を招き入れるとなると入口とか通路などはプライベートとビジネスを区別しないとお客様に不愉快な思いを抱かせることもあるでしょう。
また、お客様の情報が漏れてしまうのではないか? という不安を抱かせるかもしれません。
だから増築が現実的でしょうが、敷地に余裕がないと難しいし、お客様用の駐車場も必要でしょう。
・もう一つ重要なのは、「業務では基本的にお客さまの所を訪問する」事を重要視しています。そうなるとお客様が当事務所に来られる回数が激減するのです。
だから事務所は作業場という感覚になりますね。自分に便利であれば良い。
めったに来ないお客様の事を考える余裕などない。と思うようになもります。
でもこれは危険です。お客様は突然に来る事があります。突然に電話があり「今から行く」と。
結果、すぐ来られました。・・不在確認の電話だったのですね。
だから、接客用の机を作業台等に使用していれば間に合いません。
・従業員がいればビジネス感覚を維持できるのですが、行政書士は1人親方が多いのでビジネス感覚維持は難しいのかも・・・。
・話は変わりますが、世の中には店舗併用住宅もそれなりにありますね。そのような店で店舗内を経営者の子供さんが遊びまわっている光景を目にしました。
お客様から見ると気持ちの良いものではないと思います。儀礼的に「ぼうやかわいいね」と言うかもしれませんが、客にとっては買い物の邪魔でしょう。
昔、経営コンサルタントの方の講義で、「ビジネスである以上ビジネスの現場に家庭的な雰囲気を持ち込まないようにしなさい。」というお話がありました。基本的な事ですが、鋭い指摘です。なかなか守れない気もします。
そういえば今のところ私は事務所でもラフな服装です。
以前の職場ではスーツにネクタイを着用していました。今はなぜスーツ、ネクタイを着用しなくなったのでしょうか。そこが問題です。今は自宅感覚なのでしょうか?。
答えは簡単。仕事量が少ないからです。 「お客様宅⇔事務所作業⇔官公庁」 この作業で1日分の仕事量がある日は自宅を出るときからスーツにネクタイ姿です。帰宅まで。 でも現状は空白時間があるのです。だから私用をするのです。
まあ、一人親方の悪い所でもあり良い所でもあるのでしょう。 今は事務所にもスーツ、ネクタイ、カッターを準備して、急な来客に対応したいと考えて気を引き締めることにしています。
・突然の来訪なら着替えが間に合わないのでは?・・・。 大丈夫です。必ず在宅確認の事前電話があります。携帯を持つ時代ですから。
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