閑散とした中心市街地
閑散とした中心市街地
・最近所属している行政書士会支部活動の一環で、市の中心部においてPR用のチラシとテッシュの配布活動を行いました。
二月中旬の北風の吹く平日でしたから、寒くて人通りは少ないだろうと覚悟して臨みました。現地に着くと予想以上に人通りは少なく、ほとんど人はいません。
時刻は14時頃なのに驚きです。
・この一帯は地方デパート、地方銀行本店、地元企業本社、中央郵便局、大企業の県内拠点ビルもあり、ビジネス目的の人通りもあるはずですが・・・。
ただ駅から1キロ以上離れており乗降者の流れは見込めない地域です。
でも人の流れが極めて少ないのは解せません。コロナの時期ではありますが。
ではどのような人が歩いているのかと言えば、半数以上が高齢者です。ビジネスの方とか買い物客らしい姿は少ないのです。
・巷では「中心市街地活性化」という言葉を聞きます。 私は郊外居住者ですから、中心市街地を特別視する優遇思想だなと感じ、むしろ好感を持っていなかったのですが、中心市街地は県の顔の一つでしょうから寂しすぎるのは考え物です。
・車社会の地域ですから用が済めば車で直帰なのでしょうか。目的を済ませた人々が付加的目的で街に繰り出し立ち寄る所も少ないという事でしょう。
街には車の流れは充分にあります。
思うに人の流れが少ないという事は商業活動が少ない、という実態が底辺にあるのでしょう。デパートは裏の駐車場からの出入りはあるものの、周辺店への人の流れは見られないですね。 周辺個店に魅力がない、と言えばそれまでですが、やはり駅が遠いので駅に向かう流れが無いのが要因でしょう。
・私の子供のころは都市には商店街があり賑わいがあった。なんとなく雑然とした人の流れに引き付けられる魅力を感じた記憶があります。
その風景は郊外の大型ショッピングセンター内に移動した感がありますが、それはそれで地域住民に支持された結果なのでしょうから異議はありませんが、両立は難しい。何事も競争社会だという側面を感じました。
「ここはこうあるべきだ。」という固定概念を捨てないと世の中には付いていけませんね。
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行政書士小野和男(三重県津市)
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