城下町の雰囲気を維持する

犬山祭りを見てきました。犬山へはまだ数回しかい行っていません。いつも車なので名古屋経由で犬山へ向かいますが今回は岐阜経由で行ってみました。距離は長くなりますが、交通渋滞がなくスムースに行けたため「急がば回れ」という諺を痛感しました。

犬山祭りはユネスコ無形文化遺産と国の重要無形民俗文化財に指定されているのだそうです。 3層の車山13輌があるという事ですが、11輛を見れました。3層なので背丈が高く、ここの山車は立派だ。との感が得られ見に来た甲斐がありました。特に夕闇が迫るころから山車の四面全てに多数の提灯がぶら下げられ、点灯されます。全てがろうそくの光ですから、1本づつ点灯していきます。なかなか風情があるものです。全ての点灯が完了する頃には空も真っ暗になっており、昼の山車とは違った情景が現れます。

ところで犬山の市街地は観光客も多いためか城下町の雰囲気を活かす商店等が多くみられました。ちょうど三重の伊勢神宮の門前町「おはらいまち・おかげ横丁」の雰囲気が感じられました。この日は一大イベントの日ですから観光客でごった返していますが、通常の平日ではどうなのでしょうか。多分観光客も少なく、お店の経営も大変だと思います。

でも平日を耐え忍ぶお店があるからこそ、祭りの日に特色ある店を見て回れるんですね。露店ばかりでは特色ある街の雰囲気が感じられませんから城下町の雰囲気維持に貢献できるお店は大切です。店番は高齢者が多いようですが、これも高齢者の重要な役割でしょう。

第一線を退かれた皆様にとって、家業があれば家業を維持または復活されることを考えてみてはいかがでしょうか。故郷に帰って「町並み保存」に寄与されるのもシニアの生き方でしょう。

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