サプライチェーンの毀損とは

◇サプライチェーンの毀損とは?

 ・行政書士業務で時折、商工業者の申し込む「持続化補助金」について、申込書の作成を依頼されたことがありました。

・以前「持続化補助金コロナ特別対応型」という特別枠が登場しました。期間限定的制度で既存のものとは別枠で、締切日も別でした。

・コロナ特別対応型は、持続化補助金で実施する取り組み内容が3区分に限定されていました。
この中の一つに「サプライチェーンの毀損への対応」という表現がありました。

・ところでサプライチェーンとは何でしょうか。当時私は知りませんでした。

調べてみると「供給連鎖」という日本語が見つかりました。
「供給連鎖」という単語から、サプライは供給、チェーンは鎖、だと想像はつきましたが、問題はその意味するところは察知が付きませんでした。

・結局、サプライチェーンの毀損とは、既存の物の流れをチェーン(鎖)に例え、モノの流れが毀損したので材料が入ってこなくなった。仕入れ体制が毀損した。という意味合いですね。

だから「新たな仕組みを構築するために持続化補助金を申し込むのだ」という事例を示しているのですね?

したがって、窓口の一つである全国商工会連合会の公募要領には次のように取組事例が記載されています。
◇【サプライチェーンの毀損への対応」の取組事例イメージ】
・外部からの部品調達が困難であるため、内製化するための設備投資
・製品の供給を継続するための投資
・コロナの影響により、生産体制を強化するための設備投資
・他社が営業停止になったことに伴い、新たな製品の生産要請に応えるための投資

・記載事例だけを読んで我が社も該当すると判断できても、サプライチェーンの毀損への対応の意味が解らないと不安でしたよね。取組事例からは随分と広い意味のようにも感じたもので。

・このような補助金制度はエリート官僚の人が発案するのだと思いますが、エリートの皆さんはサプライチェーンがごく普通の言葉として使用しているのでしょうか。そのカタカナ言葉をそのまま要綱に記載したのでしょうか。

私の周囲では聞きなれない言葉で、私の浅はかな知識能力では理解のできない未知の世界でした。
申請者の小規模零細事業所の皆さん方ならよく理解できる言葉なのでしょうか?
当時私の記載したこのページの閲覧者が異常に多くなり驚きました。 この現象は、サプライチェーンの毀損という言葉の意味が分からなかった人が多い。という証に感じました。

制度利用者の方々がすぐに理解できる言葉で表現するのが当然でしょう。
制度利用者の方々を見て制度を作られたのかな? という疑問を感じました。

ところでITの専門家もIT用語を駆使されます。日本語で会話しているはずですが理解不能に陥ります。
ここも私の浅はかな知識能力では理解のできない未知の世界です。
これは私が高齢者で時代遅れだからでしょうか? 若者には通じるのでしょうか。

・世の中は少子高齢化社会で高齢者も労働力として活躍が要請される時代です。でも高齢者が理解できない言葉を使用している人たちは高齢者を軽視されているのでしょうか。時代の流れに反していませんか?
なんとなくそのように感じる今日この頃です。 

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参考

☞ 建設業許可申請のページ、   ☞ 産業廃棄物収集運搬業許可申請のページ
☞ 農地転用許可申請(太陽光発電)のページ

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