高齢者が行うスモールビジネス(シニア起業)
高齢者が行うスモールビジネス(シニア起業)
・団体職員を定年退職して10年が経過し、70歳に達しました。
退職すると私の回りから急に人がいなくなり孤独になりましたね。さみしさを感じるようになりましたね。勤務時代には考えていなかった状況でした。
62歳の時に行政書士を開業してから丸8年が経過しました。 開業の目的は社会参加と老化防止でした。 毎日が日曜日では心身共に変調があり老化が加速すると感じたためです。
とはいっても自営業を始めるという事は起業(創業)ですから、開業資金(設備資金)の投下とそれ以後の経費支払(運転資金)が生じます。当然に預貯金と退職金から資金を算段する事になります。(融資を受けるのは高齢では難があるため)。
この結果、老後の貯えが減ります。心配です。
・問題は自営業の業種、規模等です。一人前を目指せば相応の資金繰りが必要となります。でもスモールビジネスであれば資金規模も少なくて済みおます。要は身の丈を考えての起業が現実的ですね。
・私の場合はいわゆるスモールビジネスですね。
一人親方ですから従業員の人件費は不要。加えて自由がききます。反面、全ての事を自身でしなければならない。という厳しさもあります。年金受給者という立場でもありますから「行政書士が副業?」という感覚ですね。
まあ色々な経験をしながら日々を過ごしています。
開業当初は70歳までもつかな? という気持ちでしたが、70歳になるとあと5年(75歳)は何とかなるだろう。という気持ちになっています。 今後は取り扱い業務範囲を少しづつ変化させながら廃業を遅らせたいな。と考えています。
・ところで、もし行政書士として起業していなければどうなっていたでしょうか?
私の定年退職当時は退職再雇用制度はまだ初期段階で不安を感じていました。そこで起業を選択したわけですが、起業していなければ孤独に堪え切れずに就職先を探していた?・・。わかりません。
やはり起業という選択肢が自分には現実的だったのでしょう。
起業は自営業ですから誰も助けてくれません。責任は自分が背負うという厳しさもありますが、反面充実感と満足感も大きいと感じます。物事を自分の判断でできるという魅力も大きいですね。
これはスモールビジネスだから言える事でしょう。
自営業でも規模が若干でもあると周囲と相談して決める。という姿勢も必要となるでしょう。
だから高齢者にはスモールビジネスが最適だとおもいますね。
・都会では勤務者が副業として色々なスモールビジネスをしているようですね。ひと昔なら勤務者は勤務に全力で専念する。というのが一般的ではなかったか? と感じていまいたが時代の変化でしょうか?
・スモールビジネスでも自営業となると税務申告(所得税の確定申告)とか記帳などの経理知識も必要となります。
経理の勉強は複式簿記検定の受験テキストが最適ですね。理論的な専門書(テキスト)は難解で実務的ではないと思いますね。
税務申告(所得税の確定申告)シーズンには国税庁のホームページに「確定申告書作成コーナー」が登場しますので利用しています。
自分自身で収支決算書および確定申告書が作成できるので重宝しています。
ただし、収支決算書および確定申告書の作成を全く経験していない方には荷が重い気がします。事前にそれなりの学習は必要でしょう。
・自営業で一番重要なのは売上高の確保、というか注文を得る事ですね。仕事が無ければ起業した意味が無い。
世の中は「需要と供給」と感じますね。どんな需要が有るのかを把握しないと有効な供給(商品提案)が出来ない。できなければ注文(仕事)はこない。
需要を探すために情報を探すわけですが、ネット上の情報は発信者に都合の良い情報ばかりが目につき、本当に欲しい情報はあまりにも少ないと感じる状況です。 まあ情報化時代というものの情報不足時代とも感じますね。
やはり井戸端会議というか本音を言い合う場所からの声が重要だと感じています。
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行政書士小野和男(三重県津市) ※他県の方もお問い合わせ可
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