木を見て森を見ず
木を見て森を見ず
・私は行政書士として許認可申請業務を行っていますが、同じ許認可申請でもお客様の状況が異なりますから申請書の記載内容が異なるのは当然として、添付書面、準備資料などは相当に異なってきますね。いわばオーダーメイドの製作になりますね。
簡易な許認可申請業務は申請人自身でされるケースが多いでしょうから我々のところに依頼がある場合は若干の難関がある。と心得ています。
・事例をあげます。先日建設業許可において建設業法の財務諸表作成を行った際の経験ですが、原本になる法人税確定申告に使用された財務書表を拝見して驚きました。 通常のケースと全く異なっています。勘定科目名とか配列の順序などが異例です。
誰が作成したのだろうか・・?。 聞けば会計ソフトを使用されたという事でした。
会計ソフトに頼れば税理士関与がなくても法人税確定申告ができるのか。驚きました。でもこれで大丈夫なの?
私は行政書士ですから税務には無関係な立場ですし意見をする立場でもありません。でも建設業法の財務諸表作成作業が大変な負担ですよ。
・ここでふと気付きましたが、私の注意力は財務諸表に集中しています。もっと他にも注目点は多々あるのですが、今回は財務諸表が難関な事は事実です。
でもあまりに財務諸表に傾注すると「木を見て森を見ず」という状態に陥ってしまいますね。あくまでも全体として業務を見ていかないと・・・。
・ところで逆の場合はどうでしょうか。全体の事ばかり気にしていると個々の部分が軽視されるのではないか。個々のパーツを組み合わせて全体が完成するという性質上、個々の部分で誤解があるとやり直しになる。・・いわば「森を見て木を見ず」という事ですね。
・一般的に第一印象が強烈な場合、いつまでも第一印象が気にかかる。第一印象から解放されないですね。
最初につまずくと次々に難問が出てくる。反対に最初が順調ならその後も順調に推移していく。
その結果、得意・不得意・苦手といった事柄が生じてくるのですね。
話を戻しますが「木を見て森を見ず」「森を見て木を見ず」についてはバランスに気を配るべきですよね。でも費用対収益の見地とか時間的な制約もありますから理想ばかり言ってはいられないですよ。悩ましい問題ですね。
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